単純接触効果 SNS

単純接触効果 (たんじゅんせっしょくこうか) は、カンタンに言うと…

くり返し見ると好きになる

くり返し見るだけで好感度が上がる効果。見れば見るだけ、聞けば聞くだけ好きになる、魔法のような作用が起きることを言います。

単純接触効果」の効果や役目

・見る回数が多いと好きになる
・回数が多いほど良い
・1回の時間は短くてOK
・音楽でも効く

広告・宣伝などで活用するほか、SNSでは、他人のタイムラインに表れる回数を増やすことで、興味関心や好感度が上がりそうです。
誰でも生み出せる効果です。SNSの場合は、出現回数を増やすことによるファン作りに活用できそうです。
「単純接触効果」のやり方・考え方・なり方

繰り返し見てもらえる、聞いてもらえるものなら何でもどこでも使える。
・広告、CM、看板などの宣伝で
・SNSで
・TVや動画出演で

くり返し見るだけでファンに! シンプルかつパワフルな効果

単純接触というのは、「単純に・接触する」。
見かけるだけ・耳にするだけ・ちょっと触るだけ…といった軽い接触のこと。その「軽い接触」の効果を単純接触効果と言います。

単純接触効果には、「何度も見ること」という条件がだいたいセットでついてきます。
「何度も見る」ということを「反復呈示」(はんぷく ていじ 反復=くり返し/呈示=見せる)などと、本来は言います。
反復呈示の回数が多いだけで好きになる、よく知っているものを好きになるシンプルでパワフルな魔法。上手に使いたいですね。

1回の時間は短くてOK。むしろ「短時間の接触を何回もするほうが良い」と聞いたこともあります。仕事先や学校で気になる人がいるなら、短時間の接触 ✕ 回数 で好感度を上げられそうですね。

防衛本能が自動的にそうさせる?

「よく知らないものは未知のもの。未知のものに関わると、痛い目に会うかもしれないから避けよう!」
このような防衛本能が人間にはあります。
「知らないものを食べたら、毒に当たって死んじゃった!」という失敗を原始時代から繰り返してきた人類には、備わって当然の本能かもしれません。

このようなことから、「よく知ってるものが好き! あまり知らないものはイヤ!」という心理を自動的に無意識で作り上げてしまうのかと思いました。

SNSでは加速する!?

SNSで考えてみましょう。単純接触効果で考えると、「タイムラインで何度も見る人」はファンが増えやすいです。

そして、「タイムラインで何度も見る人」は「SNSをかなり使っている人」でもあり、SNSが優遇する人でもあります。優遇されるとタイムラインに現れる回数はさらに増える。増えるからさらにファンが増える…という無限ループが生まれそうです。

SNSに役立つ人は“アルゴリズム”に優遇される というお話↓

アルゴリズム
知りたいことや欲しいものがあると、Googleなどを使ってインターネット検索をします。 この時、上のほうに表示された結果のリンクをクリックする人は多いのではないでしょうか。 この「上のほうに表示される」や「多く表示される」という状態...

単純接触には逆効果もアリ

ただし、単純接触効果は悪い印象も増幅されるそうです。
会えば会うほど好感度が下がり嫌いになる…という負のループ。嫌いな人は、何度会っても好きになれないというのも分かります。
負のループを断ち切るには、良い印象を与える努力が必要でしょう。

メッセージは“正当化”の理由に使われる

さらにすごい情報が。あるものの付近に「メッセージ」があるとします。
単純接触効果でそれを好きになった場合、好きの理由としてそのメッセージが使われるそうです。(逆パターンもあり)

ここからは「ロゴ」で例えてみます。

キャッチコピーのそえられた牛丼屋のロゴマークがあるとします。

単純接触効果で考えると、このロゴ+メッセージ のセットは見た回数で好感度が変わります。
2種類の店のロゴがあれば、見た回数の多いほうが少ないロゴよりも好かれ、店が選ばれることに。

ところが、ひとつのロゴの「見せる回数」を変えてみたところ、同じロゴなのに反応が変わりました。

そして、店を選んだ理由/選ばなかった理由として、ロゴマークにそえられた「キャッチコピー(メッセージ)」が使われたのだそうです。

キャッチコピーはひとつ。
なのに、好きな理由/好きではない理由 どちらにも使われる。それは見た回数により変わる。メッセージは「もっともらしい理由」として利用されるということですね。

好きの理由は何でもいい

このようなことからあらためて心理を考えてみると、
「知ってるものが好き! 知らないものはイヤ。理由は何でもいい!」という、何でもアリの状態になってしまうのではと思いました。

何かの強烈なファンになると、最終的に「好きに理由はない! 存在自体が尊い!」という感覚なることがあります。ほんとうは数え切れないほどの“好きな理由”を持っているけど、数える意味がない、好きは好きという無敵状態になるのかと、自分を振り返って思いました。

もし何らかのライバルがいる人は、方法は何でも良いから、とりあえず相手よりも先に好きになってもらうほうが優位になれそうです。

「第一印象」の見た目とセットで活用

さらに、人は第一印象でほとんどの評価を決めると言われます。これらのことを考えると、

①初対面…第一印象で好印象を与える
②次から…単純接触。短時間の接触で好印象 ✕ 回数をこなす

という活用方法が良さそうだと思いました。
②は、無理をすればボロが出ますが、ボロを見せる間もない短時間の接触であれば大丈夫でしょう。

ということで、好印象の第一印象好印象の連続 を生むしくみを考えてみます。

第一印象のイメージのほとんどは、見た目で決まるそうです。ロゴであれば、好印象を持つ優れたデザインが◎。
その優れたデザインのロゴを、ファンになってもらいたい人たちに何度も見てもらえるようにする。

・SNSでの投稿
・宣伝
・イベント
・他企業とコラボ

などで露出回数を増やすことで、好きになってもらおう! このような考え方で、ファン作り、お客さん作りのしくみを考えてみるのはいかがでしょうか。


まずはとにかく安く作ろう、という時は「ココナラ」でデザインを発注する手もあります。数千円で作れるので、はじめの一歩を気軽に踏み出せます。
〔Wikipediaでは〕≫単純接触効果

繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。

むずかしい日本語:ザイアンスの単純接触効果(ザイアンスの法則)/熟知性の原則(対人関係の場合)

英語で言うと:Mere exposure effect

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